ミツバチが居なくなっているとか
海の生き物も生息域がどんどん変わってきているとか
近頃、あちこちのニュースで耳にしますね。
皆、生き残りを掛けて大移動をするか
自らの身体を気候に合わせて進化させるかの選択を
余儀なくされているんですね。
人間だけがそれらの影響を受けないとは
むしろ考えづらいのですが、
都会で生活していると、『自然界の一員』という意識を
ついつい忘れてしまう・・・
というより、すっかり他人事になっている方も多い事でしょう。
本当は大変な事が起こっているんですよ。
でも、あまり大きなテーマを掲げてしまうと解かりづらいので、
ちょっと身近なところに視点を移してみます。
私が子供の頃には、いくら暑い夏だと言っても
30℃を超えるような日というのはそんなに無かったし
いっても31℃か、最高で32℃位のものでした。
ところが今では32℃程度はほぼ毎日で
ちょっと上がるとかるく35度を超えてしまいます。
気温もさることながら、
湿度の高さが身体に与える影響も甚大です。
そのメカニズムにつきましては
ここでは割愛させて頂きますが
実際に湿度の影響を受けたと見られる
不正出血、血尿、下血、膝・肘の痛み、ぎっくり腰
めまい、だるさ等々の症状を
数多く目の当たりにしてきました。
それも、顕著になってきたのは、ここ2,3年の事で
それまでは7月、8月というのは暇になる時期だったのに
最近はむしろこの7月、8月が最も忙しく、
難解な症状といいますか、
今まで通りのやり方では通らない例が
多く見られる様になりました。
一般の方にとっては
例えば”頭痛”というのは
”頭痛に効くツボ”を押せば良いという感覚を
お持ちだと思われますが
実際には”頭痛”に至る原因によって
処置を変えなければ効果が得られません。
つまり、ストレスや悩みなどが原因の頭痛か
腕の使い過ぎによる頭痛、
または季節の移り変わりによるものや、
食べ過ぎによるものも・・・。
そんなわけですから、湿度の影響によるものは
相応の処置をとらなければ意味がありません。
単に、揉んだり、ほぐしたりでは解決されえない
新たな時代への進化を踏まえた
身体づくりが必要とされているとしたら
あなたはそれを、どう受け止めますか?
生き物ですから
変化する環境に適応する力は持っているはずですが
時に、情報にごまかされて
しなくてもよい苦労をしてしまう事が多々あります。
『寝るときは、暑くてもエアコンをかけずに
我慢して寝る』
・・・ほらほら、もう間違ってますよ。